お盆も終わり、生活もいつもの通りに流れています。
振り返ると、僕のイメージするお盆とは、どこか懐かしくて農家そのもののイメージなのかもしれません。
お爺ちゃんの家に遊びに行って、おばあちゃんが作った不ぞろいの大きなトマトを食べて、とてつもなくおいしいわけではありませんが、とても健康的な味であることくらいはわかっていました。
そういう幼少期からのお盆のイメージは、農家だとか畑だとか田舎チックなイメージが根付いています。
今年は母方の祖母の家に行き、ひい爺ちゃんの33回忌の法事がありました。
小さいころから変わらない風景と、少しづつ平等に年を取った親戚の方々、懐かしい顔ぶれと新しい顔ぶれが増え、すこしづつ時代も変化している事に気づかされます。
何も変わらないものは、どこにも無い事に気が付き少しむなしくなりましたが、おばあちゃんのトマトは変わりませんでした。
僕も色々なトマトを食べてきたので、少しは舌がわかってきたのか、より繊細にトマトを感じることが出来ました。
昔から食べていたトマト。
これからも食べていきたいトマト。
そうして、僕もみんなに食べられるトマトを作る農家として奮闘し、喜んでもらえるように頑張りたいと心から思いました。
今度は、僕がおばあちゃんにトマトを食べさせてあげる番です。きっとそれまでは楽勝に生きてくれていると思いますが、健康に気を付けて長生きしてほしいものです。
そして、僕の作ったトマトを食べて、もっとパワーアップしてください。
また、新しい発見がありました。それは、僕のいとこの子供たちです。
流しそうめんをした時に、僕の提案で畑になっているミニトマトを採ってきて流してみました。
すると、箸を使い、一生懸命にミニトマトをつかみ、嬉しそうにむしゃむしゃと食べる姿を見て、とてもうれしい気持ちでした。
僕の作ったトマトではありませんが、自分が作ったものを嬉しそうに食べられることを想像すると、食べる人以上にうれしい気持ちになることでしょう。
そうやって、喜びの連鎖は続いていくのかと思いました。
だから僕もいいトマトをたくさん作って、皆さんに食べてもらいたいと思いました。
もう少しまっていて下さいねぇ~。