5月になり、小さかった苗も大きく、たくましく、トマトらしくなってきました。
定植を終えたのが、最初に届いた1000本くらいなもので、その他の苗はもうしばらくは幼稚園のような感じで育苗しています。
僕は栽培が下手くそなので、他のトマト農家の皆さんのように立派に、平等になるように生育調整ができません。
よく萎れてしまう苗や、徒長してしまった苗、ぐんにゃりと曲がってしまった苗もちらほらと見られるわけですが、それが僕自身のように思えて、苗の個性として捉えています。
今年のスタートは、スタートダッシュはできませんでしたが、60キロ制限の道路を55キロくらいで走っている感じです。
これぐらいが僕にはちょうどいい。
燃費の悪いポンコツなので、ペースを乱さずに一定のスピードで進んでいくのがいいのでしょう。
色々と考えることはありますが、家族といる時間、いられる時間がとても貴重な時間で、僕のペースを整えてくれる重要な時間です。
今日は少し時間があったのでトマト勉強会にも参加させていただき、久しぶりに色々な話を聞けて良かったです。
僕は経験が薄いので、意味のある発言はできませんでしたが、これが今の実力だと思っています。
きっと皆さんはどんどんとスピードを上げて農業の道を進んで行くのだと思いますが、僕はきっとついて行けないんだろうなぁ〜と思ってしまったのですが、僕は時間をかけてじっくりと基礎から学んでいく必要があって、皆さんのレベルには到底追いつけそうもありません。
でも、焦らず、迷わず、じっくりコツコツと僕は自分の前に見える道を進んで行こうと思います。
農業は素晴らしい職業だと思います。
その道を僕は僕なりに極めて行きたいと思います。
家族と手を繋ぎ、道の脇に咲いた花を見て笑いながら、じっくりゆっくりと。