僕らのトマトは井戸を掘ってもらい、その水で栽培する予定でしたが、ここにきてまたまた大誤算です。
江刺の農家の方で、色々な農地の井戸を掘っている通称「掘り師」の方に、僕らの農地でも井戸を掘ってもらう事になっていましたが、ここに来て「出ないかも?」という事で、井戸掘りが中止になってしまいました。
井戸のことは、農地の事と同様に前々からお願いをしていましたし、現地も見てもらっていましたが、就農目前になってダメになってしまいました。
せめてもう少し早く言ってもらいたかったと言うのが本音です。
農地の事、井戸の事、2度ある事は3度ある…。
怖いっすね。
ここに来てトラブルはマジ勘弁です!
でも、僕は少しホッとしています。
「掘ってみて井戸が出なかったら、どうしよう?」
だとか、
「もしかしたら、自分でも出来るんじゃないか?」
とか、不安と欲が混ざって複雑な気持ちになっていました。
そして、ダメになった今は、「自分でやってみよう!」という気持ちが残りワクワクしています。
セルフリフォームからのハウスのセルフ解体、セルフ建設、そしてセルフ井戸掘りです。
ワクワクすっぞ!
この歳になって孫悟空の気持ちが少しずつわかってくるとは思いもよりませんでした。
ですが、すぐさま行動に移すのは時間も知識もありません。
ですのでじっくりと攻めていきたいと思います。
何はともあれまずはヤムチャが行かないことにはどうにも始まりません。
瞬殺されたとしてもドラゴンボールではヤムチャが大事なのです。
頑張って修行しても、サイバイマンの自爆であっけなく死んじゃったり、そんなヤムチャが僕は好きです。
だいぶ話がそれましたが、僕にとってのヤムチャは「さわ水」です。
僕らの家の裏には草地があります。
そこは斜面になっていて、水も湧いているので、チョロチョロとした水路が出来ています。
今年の夏に湧いている水をタンクに入れて家庭菜園用の水を確保したのですが、ろ過も何にもしていないので、貯水タンクに土が入ったり、巻き貝が住んでたいたりして困っていました。
いつか本格的にろ過をして農業用水だったり非常時の飲料水にも出来る水を確保したかったので渡りに船です。
実は、なんとなく嫌な予感がしていた僕は、本屋である本を購入し密かに研究をしていました。
研究はちょっと大げさかな。
それは、「楽しい山里暮らし実践術」という本です。
そこには、「手作り緩速ろ過装置」の作り方が詳しく載っていて、いつかやってみたいなと思っておりました。
材料は塩ビ管と衣装ケース3つと砂利200kgです。
塩ビパイプにドリルで小さな穴を開け、水を流入槽に引き込みます。
写真は、ろ過の砂利を入れる前の物です。
1番上の流入槽で泥などを下に溜め、上から綺麗な水だけを次の粗ろ過槽に引き込みます。
粗ろ過槽では、下の方まで筒を通し、そこに流入槽からの水を入れて、砂利を通して上がって来た水を次のろ過槽に移動させます。
今回は、その後のろ過はせずに、粗ろ過槽を二つ用意して、貯水タンクで水を貯める事にしました。
ここで採取した水は飲めませんが、農業用水としては申し分がない程、透明なものです。
左が昨日の状態
真ん中が水道水
右が今日の状態です。
明らかに綺麗になって来ました。
雨が降ったりすると、濁ったり詰まったりするかもしれませんので、注意が必要です。
どれだけの量があるのか疑問に思ったので、計測してみると、1リットルを採取するのに21秒くらいかかったので、1日に4000リットルくらいは水が使える計算になります。
仮に10a辺りトマトが2000本だとして1本に1リットルだとすると、4000本、20a分の水は確保できそうです。
これで水はなんとかなりそうです。
井戸堀りはYouTubeなどで勉強して、いつかチャレンジしてみたいです!
ワクワク。