きゅうりのツルあげを「株式会社 oi lineさん」にてお手伝いさせていただきました。
簡単そうに思えて、なかなか奥が深く、とても難しい作業でした。
きゅうりのツルあげとは?
きゅうりのツルの「くの字」「逆くの字」になっている部分をくるくると上から吊るしてある、ネットのような物に巻きつけていくという作業です。
きゅうりのツルは、先に行けば行くほど繊細で、簡単に折れてしまいます。
実際に何本も折ってしまいました。(とほほ・・・。)
oi lineの徹さん。その節はすみませんでした。m(_ _)m
多分10アールくらいの大きさはあったと思いますが、なかなか終わらない。
妻と二人でやっていたのですが、早朝は子供のことがあるので、僕一人で出勤し、きゅうりのツルあげをやっていましたが、一つの畝に2列のきゅうりを並べて植えているため、片側をツルあげしようとすると、もう片方のきゅうりのツルを移動しなくてはなりません。そして昼休憩などで時間が経つと、きゅうりがネジれたまま育ってしまって、作業を再開するときに左右にくの字に曲がっていたきゅうりが、前後にも曲がったりして、難易度が増すのでした・・・。
いや、正直、折ろうとして折っているわけではありませんが、細心の注意を払っても、きゅうりの苗が折れてしまった瞬間は、同時に心も折れそうになりました・・・。
でも、お金を頂いているわけですし、植物という生き物と接しているわけですから、そんな気持ちでは作業できません。
まして、農業を目指すものとして、心まで折れてしまったら、どうしようもありません。
(とは言っても、心よりもきゅうりの方が大事!本当にごめんなさい。)
妻も、僕も、作業をしながら色々なことを学びました。
oi lineさんの事務所&休憩室&作業スペースはビニールハウスで、白いビニールが張ってありました。
そこには冷蔵庫も完備してあり、従業員のおばちゃんから頂いたスイカをキンキンに冷やして、休憩の際にいただきました。
暑いハウスの中、脱水気味ですし、体が熱い。そんな状態にはキンキンに冷えたスイカは最高のおやつです。
食べた後は、スイカの皮を自然に戻す。それも自然のサイクルなのかもしれません。
出荷できないきゅうり・・・
きゅうりは収穫すればするだけお金になるわけではありません。残念ですが出荷できないものも存在します。
形が悪かったり、大きすぎたり。色々と大変なわけです。
産直で販売するという手もありますが、それでもやっぱりそういう物も出てしまいます。
そういうきゅうりは結局は捨ててしまうしかなくなるわけですが、私達が居ます!
実際に働いている間は、「はじかれきゅうり」をなんどもいただき、とても美味しくいただきました。
徹さんのオススメは、「トルネードきゅうり」
「はじかれきゅうり」は少し曲がりが強かったりするので、ストレートで立派なきゅうりではありません。
そこで優しい徹さんは、私達のために貴重なきゅうりを何本か「トルネードきゅうり用」に分けてくれました。
その後、家に帰ってから、教わったレシピ通りに調理して「とっても美味しくいただきました」ありがとうございます。
その他にもきゅうりをお味噌汁に入れたり、細かく刻んんだきゅうりをごま油と麺つゆで炒めたり、醤油で煮たり、料理の仕方できゅうりはその表情を変えます。
その中でも一番は、「生」
やっぱりパリポリ、きゅうりは食感が最高です。
そう考えると「トルネードきゅうり」は食感を残しつつ、楽しめて、味も美味しい、まさに「きゅうりのハットトリックやぁ〜。」
いや、本当に、oi lineさんにお世話になったことは、心身に加え胃袋にもとても貴重な経験ができました。まさに今後の農業人生を左右する大きな出来事でした。
やはり自然は最高です。
oi lineさんのきゅうりは、現在はJA江刺ふるさと市場という産直にも出ているはずですので、見かけたら食べてみてくださいネ。