最近は、トマトの苗に触れる機会が多くなりました。
トマト農家なのだから当たり前なのでしょうが、少し前であればハウス建設やハウス解体をしていたり、明渠堀でスコップを持つ時間が多かったり、リフォームをしている期間も結構長かったです。
トマトの苗を触りながら、ふと懐かしい匂いがする時があります。
トマトのヤニの匂いなのですが、ずーっと昔から知っている匂いのような、記憶の奥底にある匂いなので、すごく不思議な感覚になる事があります。
僕がトマトの苗を触るのは10年くらい前からで、それよりも前にはトマトの苗の匂いは知りませんでした。
でも、昔から知っている匂いで、凄く懐かしい気持ちと不思議な気持ちで仕事をしています。
僕は、この不思議な事をこう考えることにしました。
ずっと僕はトマト農家になる為に生きてきたんだと。
そう思うと、僕の子供が異常にトマトが好きなのもわかるし、トマトが苦手だった妻が子供の妊娠がきっかけでトマトが食べたくなったこと。
農家になるように人生が動き、結果的にピンポイントでトマト農家になる場所に落ち着いたというわけです。
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