トマト農家のブログ

日本の農業について考えてみた。

「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えますか?

実は、少し苦手だったりします。

どうしても恥ずかしい気持ちだったり、できて当たり前のことって、どこか当たり前すぎて恥ずかしかったりします。

気分といえばそれまでですが、元気が出る時や場所では大きな声で「おはようございまーす!」と言えるのに、元気がない時は小さな「おはようございます・・・。」になってしまいます。

そんなことは僕だけでしょうか?

特に本当に自分が悪いことをした時は、プライドとかそういうのじゃなくて、申し訳なさすぎて謝れなくなるってことがあります。

誠意を見せて謝るのがスジというのはわかっていますが、どうもこういう性格になってしまいました。

今日、なぜこういう話をしているかというと、悪いことがあったからではなく、挨拶や礼儀を考えさせられることがあったからです。

それは、農大研修の時、食堂で何気なくご飯を食べていて、ふと、学生を見ると、丁寧に手を合わせ、しっかりと「ごちそうさまでした」と言っていました。

声は聞こえたわけではありませんが、体の動き方でそう言っているのがわかりました。

きっとその学生はご飯を食べる前も「いただきます」と言ったと思います。

食の原点である農大に通う以上、「いただきます」と「ごちそうさま」は最低限のマナーであり、それが守られている人は「いい物を作れる人」に育っていくのでしょう。

日本の農業の未来は明るい部分が残っていて少し嬉しくなりました。

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