先日、ある方のお宅にお邪魔させていただきました。その方は、僕らと同じ地域に住んでいらっしゃる方で、数年前に他県から移住されて来ました。この地域でも移住者としても先輩なわけです。
その方は、自然と上手に暮らしていて、家もセルフリフォームだったり、自然の事にも詳しく、僕らからするとテレビのドキュメンタリーを間近で見ているような感覚です。
薪ストーブを見せてもらったのですが、お家にもちゃっかりお邪魔させていただいたりして、本当にご迷惑をお掛けします…。
リフォームの話、移住する前の話、ヤギやニワトリを飼っていた時の話など興味津々で、目が皿のようです。
写真まで見せてもらったりして、凄く楽しいひと時でした。
そこで「さるなし」という木の実?果物?を始めて口にしました。
もともと、何でも食べたい方なので、一切の抵抗はありませんでしたが、食べてみるととっても面白い食感で味も「キウイ🥝」そのものです。
ご主人が山の奥で採ってきたらしく、その知識と自然と共に暮らすスタイルに憧れます。
その影響からか僕の中で何かが少し変わりました。
僕らにとって、人生とは何かと考えてみると、単純に生きる事という意味もあります。
仕事をして生きる。
家族と共に生きる。
自然と生きる。
今を生きる。
これからを生きる。
色々な生き方があります。
人それぞれだと思います。
変な言い方かもしれませんが、少なくとも僕らの人生は僕らの自由であり、誰かの人生と同じはずはありません。
オリジナリティー、個性、そういうものを生き方で表現する事も、ある意味でアートなのかなぁと思います。
今までは、どこか人の目だったり、自分の目だったり家族の目だったり、色々な目に気を使いすぎている部分があって、色々な事が停滞していました。
農業の準備もリフォームもです。
ですが、自然に生きる、自然と生きる。
自分も自然の一部になって、自然に生きる事が背伸びをしなくていい人生、楽な人生なのかなぁと思います。
ただ、この楽というのが厄介で、楽だから大変じゃないかと言われれば、かなり大変だったりして、矛盾しています。
でも楽というのはきっと「気持ちが楽」なのであって「体が楽」なのでは無いと思います。
何をしたいのか、何を望んでいるのか、人それぞれ違います。都会だったり田舎だったり、会社員だったり農家だったり。
僕は田舎で農家になる道を選びました。
その道で楽をしたいと思います。
体はどんどんと筋肉がついてきています。来年はハウスの中で脂肪も燃えて、細マッチョになっているかもしれません。
そんな肉体労働だったり早起きだったり、仕事的には楽な部分ばかりではありませんが、仕事は仕事、家庭は家庭と区別し、家庭と家族を最優先にして、仕事がキチンと出来る状況を維持する事が僕の理想です。
家庭でやらなければならない事を溜めてしまうと、どんどんと蓄積されて、仕事にも影響が出てしまいます。
ましてや農家ですから、仕事と家庭との距離が近く、家庭の影響がモロに出てしまいます。
もちろん限度はありますが、仕事をする為に?いや、家族を大事にする為に家庭を優先し、仕事もバリバリとやれるように、僕は楽をして人生を歩んでいこうと思います。決して走りません。