トマト農家のブログ

平成最後の雪に時を忘れて

一瞬、今は1月か2月かと思うほどの雪です。

本当に時が戻れば余裕があるのに、苗は順調に生育しています。

良い事なのですが、早く育ちすぎるとズラしをしても寒くなりすぎたり、最近のように雪が降ったり氷点下になるようでは非常にまずいです。

ここは標高150mくらいなので、夜温も冷えるので特に注意が必要なのです。

寒い寒いと言いながらも、ハウスの中は快適で、苗の温度は抑え気味ではありますが日中は16度、夜は12度くらいを下限上限でやっています。

実際の昨夜の最低温度は11.7度になっていたので、だいたいOKです。(ほんとはダメだけど。)

ほかのハウスも、屋根が貼っているだけで、非常に作業が楽で、どんどんと作業が進みます。

屋根があって、喜んでいるのは僕だけではありません。

それは、小鳥たち。

今朝、締め切ったハウスの中で小鳥が遊んでいました。

扉の下に15cmくらいの隙間があるので、そこから入ったようです。

僕が、作業のために扉を開けで中に入ると「やべ!人間だぁー!!」と小鳥たちは大慌てで、右往左往していました。

パニックになった小鳥たちは、出口がわからずにビニールにぶつかる始末。

せっかく貼ったビニールに穴を空けられては困るので、丁重にお引取りいただきました。

あれは、スズメよりも少し大きかったのでヒバリだと思います。

ハウスは、骨組みの状態から鳥たちの遊び場だったり、トラクターで土を掘っている時は、カラスがぴょこぴょこと後をついてきて、土の中から出てきた何かを食べたりしていました。

カラスは頭がいいので、変に意地悪をすると顔を覚えて仕返しをするといいますが、悪さをするような感じではなかったので、かわいいものです。

ただでさえ畑は自然ですが、こういう所は山も近くにありますし、いろいろな動物がいます。

駆除しなければならない場合もあるかと思いますが、どちらかというとそういう事はしたくないので、自然や動物たちとは上手く付き合っていければいいなぁ~と、あまーい考えでいます。

いざという時は、対策をしなければなりませんが、そういう日が来ないことを、遠い日であることを願って、小鳥たちを眺めていると、気持ちがとても安らぎました。

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