トマト農家のブログ

熱いのは僕か太陽か

昨日に引き続き、今日も非常に暑くなりました。

もう今は夏で間違いないでしょう。

不思議なことに北海道の佐呂間町で5月での全国最高気温39.5度を記録したようです。はい、拍手!パチパチパチパチ!!

僕がトマトを作っている夏秋トマトの産地「岩手県奥州市江刺」では34度と熱いのですが、僕が住む米里は奥州市の中心から30分くらい西に行き、標高も140mくらいあるところなので、町よりは2度くらいは温度が低いようです。

でもしっかり暑いですが、幸いなことに風はそんなに強くないので、ハウスのサイドをほぼフルオープンにして、扉も両側を開けました。

時間的にもハウスが暑くなる前にあけれたので、日中の温度上昇もそれなりに抑えられたと思います。

肝心な温度は、確認していなかったのでわかりませんが、僕の心は作業に熱くなっていましたのでご了承ください。

今日の作業は玉出しと摘果をあさから10時くらいまでしていました。

師匠が来て生育状況の確認と水やり追肥の指示があったため、追肥も始めました。

液肥混入機に、硝酸加里と尿素を水で薄めたものを入れ、実際に追肥をしてみましたが、液肥混入機が動く「カコン、カコン」というリズムのいい音がみょうに心地が良く、まるで日本庭園にある水がちょろちょろと竹の中に入り「カコン!」という風になる「ししおどし」のようだと思いました。風流ですな。にしてはリズムが早いか。

最近は非常に暑いので、がく枯れが発生しているようですが、僕らのトマトは樹勢が強すぎるくらいなのでがく枯れの発生はほとんどありません。(ひなたで少しありました。)

まずは、生育は良しと、ホッとしました。

トマトではなく、生育のいいものがもう一つあります。

トマトとは逆に生育が良くなるとため息が出てしまうものです。

それは「草」です。

通路やハウスの周り、畦畔もすべて草に包囲されています。ひぇー!たすけてぇーー!草のお化けが夢に出てきそうー。

なので、まずはハウスの中の草からやっちゃいましょう!

思い切って草刈り機の登場です!

そんなに草があるわけではありませんが、手っ取り早く済ませるにはこれが一番です!

まして、マルチの「きわ」から生えている草がカマとかだと取りづらいので、草刈り機の刃をスーッと入れてギュイーンでシュパっ!!っとやっちゃいます。

言うほどうまくはできませんでした。ところどころマルチが破けていますが、問題ありません。

135㎝幅の、マルチを少し折りたたんでマルチ抑えで固定していたのですが、折りたたんだ部分を広げてから白黒マルチの白い部分を上側にして通路に敷く予定です。

今日は、ハウス内の草をある程度刈って、地面を平らにならしました。

畝を立ててから結構時間がたったので、通路もカッチカチです。

これを平らにするのは至難の業なので、思い切って家庭用の耕運機を持ってきて、掘ってからならしました。

掘った後にレーキ?ここら辺ではトンボって言いますけど通じるかな?

それで、ひたすらに平らにします。

汗も出ます。

暑いです。

僕も熱いので、熱さ勝負では負けません!

40mが6列と29mが2列。直線にして約300mを炎天下のハウスの中、もう汗だくです。息も切れます。

さすがに熱い僕も気が付きました。

炎天下のハウスの中で息が切れる運動は良くない。

気が付いた頃には、ほぼ終了していたので、休み休み、ありったけのドリンクを飲んで、乗り切りました。

ふぅー。

僕らの町には夕方5時になると時報が鳴り響きます。

それとほぼ同時刻に僕の電池も切れて、終了です。

燃え尽きました・・・。

これでもかというくらい開けられる所を開けていたハウスを、燃え尽きた僕は1つ1つ閉めて回ります。

達成感に浸るよりも、体の周りについた汗と喉の渇きを何とかしたい!そんな心境です。

家に帰り、洗面所の前で顔を洗いましたが、鏡に映った僕は日焼けなのか火照りか、顔が真っ赤でした。

サウナが得意な僕ですが、さすがに今日のハウスは暑かったです。

まだ外は明るいですが、バテバテで後はゆっくりと草刈り機の刃を研いで終わりにしました。

明日は、白黒マルチを通路に張ろうと思います。

写真も撮りたいな。

忘れないように・・・。

 

 

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