トマト農家のブログ

僕は川の石

今日は、出荷がてら水沢まで足を延ばして早朝のホームセンターに行ってきました。

目的は段ボールです。

トマトの販売をするにあたって、視野に入れておきたいものは「箱」です。

直売ではすべてを箱で販売するわけではありませんが、色々と訳があります。

それは前回と同様にツイッターでアンケートを実施した結果が大きく関わっています。

今回のアンケート内容は、

【質問】

僕のハウスでの直売でご購入を希望される皆様にご質問です。 どういったものをご希望ですか?

回答数13票

①質の良いもの(A品)
23% (3人)
②傷などがある物(B、C品)
38% (5人)
③傷などが目立つ物(C品と軽度な規格外)
15% (2人)
④質より量(規格外を安く)
23% (3人)
という結果でした。

見事に分かれた結果でしたが、やりがいを感じる結果だと思います。
というのも、質の高いトマトを求められるのであれば、それに答える必要があります。
「食べてみたい!」と思ってもらえている事も意味していますし、その方にガッカリされないような品質を提供したいとも思います。
もちろん、③や④のお買い得の物も用意したいと思います。
同じようなものを並べるよりも、区別して販売する方が手間がかかりますが、やりがいもあります。
話は段ボールの話に戻りますが、質の良いものはトマトに傷や押した後が付かないように段ボールで販売しようと思っています。
そのことが必然的に通販でのトマト販売につながっていることが面白いですが、心の中では通販も意識して行動しているので、無意識のうちに通販につながる行動をしているのですね。うん。
色々な段ボールを見てきましたが、トマトに最適なものは売っていませんでした。
リンゴや米は専用の段ボールがあるのに、ネットじゃないとトマトの段ボールは購入できそうもありません。
最低でも25枚からとかなので、少量を購入してお試しというわけにはいきません。
困ったなぁーと、朝マックを久々に店舗で食べながら快適なWifi環境でスマホをいじる僕でしたが、どうも段ボールを即買いできずにいました。
実際にはどのくらいの重量が入るのか、実物をみたくなりました。
それで江刺のふるさと市場の開店をはじめ号の中で待ち、開店と同時に入店しました。
江刺のふるさと市場では冬場はリンゴがメインで、夏場はトマトに変わります。
まだ時期が早いのか時間が早いのか、4kg入りの箱入りトマトは売っていませんでしたが、2kgと1kgの物がありました。
どうせ買うならば、知っている人のトマトを買うのは、やはり消費者の心情なんですね。
僕も知り合いの農家さんのトマトを買いました。味の比較も、品質のチェックも厳しくみますよー!
人に厳しく自分に甘く。
うーん、なかなかの味だなーなんて、わかったような事を言ったりして。
箱はJA江刺ふるさと市場のオリジナルなようで、少し通販の物とはサイズが違いましたが、大体は同じです。
重さは表記よりも入っていました。2kg→2.2kg
今後に役に立つ情報をゲットです。
でも、まさか僕がトマトを買う日が来るとは、しかも同じ江刺のトマトを買うとは思ってもいませんでした。
妻は一瞬、引いていましたが僕の熱意を感じたのか何も言いませんでした。何を言ってもしかたがないとわかっているのね。うん、お利口さん。
直売の準備状況ですが、昨晩は遅くまで「売り切れてごめんなさい」とか、「トラブルの際は~~~」などをプリントしたものをラミレートしたり、直売の値段の表なんかも作成しました。
ここで見せちゃうと、高くも安くもできないので、明日か明後日あたりに確定して発表したいと思います。
今週末にオープンできればと思っていましたが、トマトの作業も遅れてはまずいので、明日はトマトの作業に没頭したいと思います。
生産と販売は難しいですね。運搬などが絡むと完全家族経営では難しくなってきます。
いまは、やれるだけの事を一生懸命にやって、たとえ無駄でも色々なものにぶつかって自分だけの形になりたいと思います。僕は川の石か。

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