今日は、悪魔の大王になりました。
ゲームの話ではありませんよ。
畑の話です。
トマトの話です。
摘果の話です。
それでは、始まり始まり〜
あるところにトマトの村があったそうな。
毎年、トマトがなり始めると、どこからとも無く悪魔の大王が現れて、トマトを1つ、また1つと採っていくのだった。
トマトの家族は怖くなり1番大きなお父さんトマトに助けを求めました。
「お父さん、お父さん!私たちを守って!」と子供達が言うと、「わかった!お父さんが大きくなって、守ってあげるから!」とお父さんトマトは大きくなり、子供のトマトを悪魔の大王に見つからない様に自分の後ろに隠しました。
ガラガラと、何やら怪しい音が辺りに響きます。
ガラガラ。
ガラガラ。
次第に大きくなってくるガラガラは、ついにお父さんトマトの前で止まりました。
ガラガラの正体は、悪魔の大王が乗っているローラーが付いた椅子でした。
トマトのお父さんは、殺気を感じ顔を青くしました。
それでも体を張って家族を守ります。
しかし、悪魔の大王は非道なやつです。
必死で家族を守っているお父さんトマトでは無く、弱そうな、小さな物ばかりを狙って奪っていきました。
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