今年の天気は何ともハッキリしない天気というか、梅雨のシーズンなのに雨は少ないし、晴れるなら黙って晴れればいいものの、それもこのシーズンだからだって言えば仕方がないちゃないかと。
最近、ブログの更新はまったくしていなかった状況ですが、それも忙しいと言えばいいわけですが、ブログの更新をするよりも草刈りを30分でも多くやりたかったり、家の事だったり、農業の事だったり、「ああすればいい」「こうすればもっといい!」とか色々な事を考える時間、準備する時間が増えてきて、ある意味で充実している日々を過ごしています。
最近は、もっぱらハウス解体をしています。大玉トマトを初年度に10アール、次年度は15アール程度を予定していますが、やる気持ちがあっても、設備も必要です。
パイプハウスの値段は高騰しています。リアルに15アールのハウスを新規取得するとなると「うん百万円」が吹っ飛んでしまいます。
開始資金として設備投資をしても今後の事を考えるとアリではあるのですが、やはり現実的ではありません。
ここ数年の新規就農者はどうしていたのかというと、江刺のトマト関連しかわかりませんが、4年前?では、新規のハウスを補助事業で導入することができましたが、その補助事業は今ではありません。
ご両親が農家の場合は、ハウスや圃場をもらったり、江刺管内で中古ハウスをもらってきて建てたり、半額助成などの事業で導入するパターンもあったと思います。
僕らはもともと、研修期間を1年間に希望していましたが、ハウスの準備(中古ハウス探し、解体、建設)の件が非常にネックで、2年の研修に変更した経緯があります。
中古ハウスの情報は、もちろん個人や師匠も探してくれますが(敬語が苦手でスミマセン)、主にJA江刺が辞める農家から見つけてくるようでした。
1年目は師匠のつながりで①4間の15間ハウスを1棟、②4間の10間ハウスを2棟をいただくことが出来ました。
金額も、数万円程度で譲っていただくことが出来ました。②のハウスでは、ハウス資材があった場所の片づけ等の条件がありましたが、タダで頂くことが出来ました。
しかし、主となるJA江刺からは、あるにはあったのですが、痛みがひどかったハウス、少し訳ありハウス、ドタキャンハウス(訪問すると、やっぱりダメと・・・。)など、なかなかいい話が来ませんでした。
師匠にも色々な話を聞いていましたが、会議で僕らの事が話題になった事、ハウスの事、「JAもちゃんとハウスを見つけなきゃだめだ!」と念を押したこと。
JAにとって師匠の力は非常に大きく、それほど貴重な、偉大な存在なんだということがわかりました。
その後、偶然かどうか、すぐに③4間の15間ハウスが3棟のハウスが見つかりました。
JAの悟さんは、僕らにハウスの情報をくれますが、ハウスが無いと真剣に悩んでいたので、師匠の件があったから、やっと動いたとは思っていません。
きっと僕らに追い風になる力があって、運気が変わってきたのだと思います。
その後、ハウスの解体に入り、ネギや、玉ねぎ、ジャガイモ等が植えられているハウスを解体することになりました。しかも、早く解体を終わらせて欲しいとの要望でしたので、かなりお急ぎでやりました。
本格的な解体は、初めてだったので、パイプを抜くアイテム等をホームセンターで買いました。(道具大好き。時間があればいつか紹介したいですが・・・。)
脚立や、妻が使うインパクトドライバーなどは師匠にお借りしました。(それからも返したり、借りたりで、まだ2か月くらい借りっぱなしです。スミマセンです。助かります。)
そんなこんなで、解体も無事に終わり、今度はJA江刺の米の育苗をする所にあるハウスをいただけるという美味しいお話が来ました。
そして、なんと!師匠のハウスも譲っていただくことが出来ました。ハウスが集まらなかったら大変だという、師匠のお心遣いありがとうございます。
師匠のハウスは④4間の20間を2棟でした。
ハウスの件でJAが具体的な決定をされるまでは、師匠のハウスを解体していました。
師匠のハウスは補強入りの25経のハウスでしたが、風が強い場所に建ててあるので、非常に強固でしたので、解体はとても大変でした。深くも刺さっていたので、抜くのも一苦労でしたが、逆に解体に自信ができました。
解体後の運搬も親戚のトラックを借りてきて出来たので、費用的にもかなり助かりました。
そして、ホッとする暇なく、JAからの連絡があり、4間の28間のハウスを10棟程度、新規就農者と他の農業者で分けるという話でまとまりました。
42経?の太いパイプハウスを2棟もいただける事になりましたが、追加でもう1棟いただけるようです。ありがたいっす。
明日、そのハウスになるか決まるのですが、多分25経?の4間の28間ハウスになると思います。
JAからいただけるハウスは⑤4間の28間を3棟になります。
さて、今までに集まったハウス、解体予定のハウスの合計を計算してみようと思います。
①4間の15間ハウスを1棟・・・4×15×1=60
②4間の10間ハウスを2棟・・・4×10×2=80
③4間の15間ハウスが3棟・・・4×15×3=180
④4間の20間ハウスが2棟・・・4×20×2=160
⑤4間の28間ハウスが3棟・・・4×28×3=336
合計して60+80+180+160+336=816
(メートルに変換)816×1.82×1.82≒2700
2700という事は・・・27アール!
集まりましたな。
すべてがすべて使える物ではありませんし、ハウスの組み合わせなどもありますので、27アールが実数ではありませんが、2・3年後も拡張する面積にも対応できそうなほど、ハウスが集まりました。
予想以上の結果に驚きですが、ハウスの解体や組み立ては、すべて業者に頼らずに自分たちでやりたいので、かなりハードです。
ですが、追い風を背中にいっぱい感じて、どんどんと進んでいきたいと思っています。頑張ります!