少し面白い事が起こったのでご報告します。
昨年度、僕のトマトは基本的に全量JA出荷、出荷出来ない物を直売で売っていました。
本年度は個人間で譲渡されたハウス1棟分の面積を増やしてJAに出荷登録していましたが、定植の株間計算を間違ってしまった為、大幅に苗が足りなくなってしまいました。
それも100本くらいの感じです。
畝はたてていましたが、定植する物が無かったので止むを得ず、家の前にあるハウスに植える予定だったミニトマトを植えました。
栽培面積での登録だったですし、JAの助成金対象外だったのでそういうふうにしましたが、面積追加の書類に助成金の対象となっていました。
それでは問題なのでJA職員に確認してみると、やはり助成金の対象とのことで困りました。
困りましたが、既に植えてしまっているミニトマトと、助成金を天秤にかけると、圧倒的にミニトマトの方が大事です。
今回はプチぷよも植えましたので、なおさらという感じです。
助成金の額は聞きませんでしたが、聞いてしまうと気持ちグラつく事もあるかもしれないので無駄な事は聞きませんでした。
結局は今年に追加したハウスは出荷登録をしない方向でまとまりました。
そして電話を切るとしばらくして、電話が鳴りました。
タイミングが早かったので何か問題があったのか?と思いましたが、電話をかけてきたのは農業大学の講習で一緒だったA氏でした。
A氏は、僕の住む米里とは目と鼻の先にある伊手というところで就農したお仲間です。
久しぶりの連絡だったので何だろうと思いましたが、電話の内容は、伊手にある産直「源休館」でトマトを売らないか?という事でした。
実にタイミングのいいお話です。
こういうこともあるのですね〜。
去年であればきっとお断りしていましたが、今年は状況も変わってきましたし、1ハウス分のトマトの売り先が無くなってしまったタイミングで正に渡りに船です。
こういう偶然が起こる時には話しに乗る方が上手く行くと思うので、詳しい話しは後日として、トマトを出す方向で話を進めました。
A氏には感謝感激です。後でビールでも持って行こうと思います。発泡酒ではなくビールです。
ツイッターやブログの読者様の中にも僕のトマトを求めて下さる方もおられますが、産直で販売すればもう少し広い範囲の方々に提供する事ができます。
そして、北上、水沢、金ヶ崎の産直にも出せるようになれば手の届く範囲には届けられる状況を作れます。
まだ先の話ですが、今年中には直売に加え、色々な産直やネットでの販売も出来そうですし、それも視野に入ってきました。
苗定植の計算間違いから始まったこの騒動は、なんだかんだで面白い方向に行きそうな感じです。
また何か状況が変わればお知らせいたします。では。