トマト農家のブログ

新しい世界を開いた。

今日は、農業大学の新規就農者研修の応用コースに参加してきました。

午前中が6次産業をテーマにしたものです。講師は、「合同会社 地域計画」代表の 熊谷智義さんです。

先生はこれまで、様々な事業に携わってきましたが、それだけのスキルや経験と頭脳と行動力を持ち合わせているエキスパートです。

先生が代表を務める「合同会社 地域計画」の主な業務内容
(2015年より前は省略です。)
田野畑村人口ビジョン・総合戦略(2015)/田野畑村
西和賀町人口ビジョン(2015)/西和賀町
雫石町人口ビジョン・総合戦略(2015)/雫石町
雫石町総合計画後期基本計画(2015)/雫石町
雫石町生涯活躍のまち基本計画(2016)/雫石町
西和賀町第2次総合計画(2016-17)/西和賀町
出典:合同会社 地域計画 主な業務歴

これから数ヶ月ですが、今回の講座では室屋有宏さんが書かれた「地域からの六次産業化」の本をベースに授業が行われるようで、僕たち受講生にそれぞれの章を分担し、まとめをし発表するという少々厄介な宿題が出ました。

今回は受講生が4人しかいないため、全部で8分割できるので、それぞれ2つずつに割り当てることになりました。

そしてなんと、僕が最後のシメを割り当てられました。(なんというプレッシャー!しゃんなろー!!!)

妻は、第5章の「農村女性が切り拓く六次化」という部分を主に任せられました。他に女性もいなかったので、妻にぴったりの割り当てだと思います。

これを機に、「どうも、キャリアウーマンです!」という風にデビューすることも可能性としてはありますね。

発表の場を設けられたことや、深い内容のものを考える場を強制的に与えられたので、逃げる場がありません。

このことは、非常にいいことだと思います。

この講習が終われば、僕も妻も大きく飛躍すること間違いなしです。

先生をはじめ、受講生の皆さん、ご迷惑をおかけすると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

持続型農業講座

午後からは、持続型農業講座がスタートしました。

講師の先生は、小野剛志先生です。

初回から中身が濃い授業で、とてもためになりました。

特に僕が驚いたのは、日本の化学肥料と化学農薬が過去から比べて、どんどん増えている状況にあること、他の国々では減少しつつある状況にもかかわらず、このようなことが起こる背景にはきっと何らかの原因があるのでしょう。人為的、組織的な匂いがプンプンするゼぃ!

そして、過去には80%以上もあった自給自足率も現代では40%程度まで落ち込んでいる状況です。いかに海外からの輸入に頼っているか、いかに海外に助けられているか。

いつか、日本が海外からの輸入が難しい状況になった場合には、ものすごーく大変なことになるのは、このデータを見れば明らかです。

原子力発電が稼働できなくて電気がないよりも、輸入ができなくて食料が不足する方がマズくないですか?

見たくないようで、いつか来るかもしれない、そんな未来を僕らはただ指をくわえて見ているだけなのでしょうか?

僕は、自給率をほんのすこーしでも上げるべく農家として、日本国民の危機を助けられる存在でありたいです。

わずか10人、100人でも構いません。僕ができる最大限のことをしたいと思います。

そして、減薬や無化学栽培化を推進することも今後は重要になって来るでしょう。いつかはそんなことも夢ではない現実として推進していきたいです。

それがみなさんの健康に直接関わることとなる農家として、僕ができる責任だと思います。

少しでもいいものを、本当に体に良くて、体の底から「ウマイ!」と言える農産物を僕は作りたいと、今日の講習を通じて思いました。

いつか、現実になる、その日を夢見て。

「あと、一歩だけ前に進もう!」スガシカオ風に。

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