トマト農家のブログ

ロボットとアダムとイブと

ふと頭に浮かんだことがありました。

それは、今朝の話ですが、子供を小学校まで送る車内、ドラえもんのDVDを見ていましたが、ドラミちゃんの話の中でロボットの世界が描かれている物がありました。

色々と考えていた為、詳しい内容はわかりませんが、カカシロボットが、お姫様ロボットに恋をするというお話でした。

その話の中では、ロボットが感情をもち、人間と同じように身分があり、苦労するという話ですが、人間社会にはよくあるお話ではあります。

しかし、それをロボットに置き換えてアニメ化している事が少し違った部分とでも言いましょうか、面白く描いているのです。

ですが、ふと、頭に不安がよぎりました。

カカシがロボットで、お姫様がロボットで・・・。

それぞれが感情を持ち、まるで人間のようにしている・・・。

本来のカカシは、最初から人間の代わりとしてカラスなどを寄せ付けない役割がありますが、それをロボット化している事にも驚きですが、決してあり得ない話ではありません。

お姫様ロボットという設定は多少無理はありますが・・・。

そのアニメの世界には、木がありましたが、鳥が描かれていませんでした。カカシロボットがいるくらいなので、鳥はいるのでしょうが。

僕が想像する最悪の未来では、光合成をする植物でさえ、ロボットだったり、さえずりをする鳥でさえロボットの可能性もあります。

もはや生き物は、ロボットがそれ以上の性能を持ち合わせれば必要のない物になってしまうかもしれません。人間すらその対象になるかもしれません。

生き物の糞が欲しいのは自然であって、人間ではありません。

自然を育む為に必要な自然的なものは、化学技術でカバーされ、すべて機械で足りる世界になれば、必要なものではなく、むしろそれが「あたりまえ」という名の自然になってしまえば、今の自然こそが邪魔なものになるでしょう。

地球規模で環境制御が可能な時代がいつか来るかもしれませんが、そういう時代には災害や、食糧難などの問題を抱えなくてもいいメリットがありますが、それよりも大事な物を失う事になるでしょう。

人間は、努力をして災害や食糧難を乗り越える必要があり、それが自然と共に生きる事だと思います。もしかしたら、それ以外は、すべて贅沢な事で、必要ではない事なのかもしれません。

本来、必要なものは自然が与えてくれるもので足らす事ができ、現代人は技術を持ち過ぎたのかもしれません。

現代社会ではスマートフォンSNSが生活必需品であったり、マストツールです。

しかし、一昔前はそんなものは存在しなく、携帯電話でさえ3・40年くらい前に作られた物です。

これから3・40年後の未来には、もっと凄い物が出来ている事でしょう。

矛盾ですが、僕は機械が好きなので、テクノロジーはどこまで進歩するのだろうかワクワクする部分もありますが、同時に怖くなることがあります。

企業が今の現状を維持するためには、大陸プレートのように動き続けなくてはなりません。

そして、いつしか大きな地震が起きるように、企業内でも衝撃的な事が起こり、世界規模で大きな動きが生じます。

地球は生きているという人もいますが、企業も生きています。

地震は災害です。ですが、企業が起こす地震並みの衝撃は災害であってはなりません。

人工知能の開発、ロボットの開発、どんどん進む世界的な自動化への取り組みですが、こういったものは、本当に大丈夫なのでしょうか?

技術を持つと使いたくなるのが人間、知恵で世界を救えますが、悪知恵では真逆の結果になります。

この世には天使と悪魔が存在し、悪魔も天使のふりをします。

もう一度、アダムとイブの時代に戻れるのであれば、それはそれで幸せな事だと僕は思います。

植物や動物さえも必要としない未来があるとすれば、人間は必ず滅びます。

人間も自然の一部なのですから・・・。

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