最近ふと不思議に思うことがあります。

それは今より前の事、さらに前の事、さらにさらに前に起こった出来事です。

自分は今を生きているはずなのに、過去の自分に生かされていたり、過去の自分の頑張りがあるから今は普通にトマトを栽培できています。

小さく細い苗だったトマトですが、今は真っ赤で大きな実をならせるくらいにまで成長し、あんなに細かった茎でしたが、葉っぱさえも手で折るのも大変なくらいに太くなっていたり、まるで別の物に感じたりもします。

成長の過程を楽しむ余裕はありませんでしたが、トマトの成長を一生懸命に追いかけていました。

最初は何も無い田んぼだったこの地で、明渠を掘り、ハウスを建て、トラクターでビニールを破り、悪戦苦闘しながらでもギリギリのところでやってきました。

こんなにも大きくなったトマトは、僕が育てているというよりも、完全に僕がトマトに育てられています。

トマトに感謝。

そして気持ちよく仕事をさせて頂いている地域の皆さんにも感謝です。

まだまだ出荷する量でも無いのですが放っておくと赤くなりすぎるので、3日に1回くらいのペースで収穫をしています。

今日はその収穫の日だったので、子供が楽しそうに収穫をお手伝いしてくれました。

実は僕らの子供も研修1年目の時に師匠の所で収穫のお手伝いをさせて頂いたので、かなり上手に収穫します。

今の収穫は出荷はしないので、練習がてら子供にやらせて、本番も手伝ってもらおうと思っています。

今日は子供が収穫したトマトを地域の方々数名にお裾分けしました。

まだまだ数が少ないので、かなり小範囲に少しずつのお裾分けでしたが、皆さんの笑顔がとても嬉しかったです。

お金をいただく所からがプロだと思っていましたが、もらうものはお金じゃなく皆さんの笑顔であっても十分に満足しているのであれば、それはプロになったと言ってもいいのかもしれません。

今日やっと、誰かのためにトマトを作れる「トマトのプロ」に慣れた気がしました。

明日からは、いつプロフェッショナル 仕事の流儀の依頼が来てもいいように、プロの顔つきとプロの言葉を意識しながら仕事をしたいと思います!

オファー待ってます。

10年後、20年後に実現したら面白い。