トマト農家のブログ

摘果とトマトジュース

今日の作業は摘果がメインでした。

摘果が遅れてしまった場所は、1番下の段に5個や6個が大きく育ってしまっていました。

もう少し大きくなれば赤くなり始めるのですが、1、2週間以上かかるかもしれません。

成長点も細くなってしまい、かなり栄養をトマトに取られちゃったようです。

本来は4個にしたいところですが、実が大きいので5個にしていました。

しかし、同時にやっていた葉っぱ取りの作業の時に実が鈴なりに着いている大元の部分がグキッ!!と重さに耐えきれず少しの衝撃で折れてしまいます。

品種は「りんか」なのですが、りんかの枝は折れやすい特徴があり、これ以上大きく沢山の身をならせると一斉に折れてしまう恐れがありました。

それで心を鬼にして4個に摘果しました。

下段だけでも1つの苗から1つ以上のトマトを摘果するので、あっという間に箱がいっぱいになるほどです。うーもったいない。

農家は「もったいない」と1番感じている職業ではないでしょうか?

こういう気持ちを今までに感じた事はありませんでした。

「もったいない」けどしょうがない。

もっと早く作業がやれていれば、ここまで「もったいない」を感じる事はありませんでした。

ここでのロスは、収益のロスに直結してしまいます。

収益のロスは作業のロスにも繋がってしまいます。

なんとも痛い思いです。

この悔しさは、何とかせにゃあかん!と思って、このグリーントマトで何にかできないものか考えました。

色々なアイデアは思いついたのですが、実行しないと意味がありません。

とりあえず、加工をする為にミキサーを買ってきました。

そして、とりあえず赤い方のトマトをジュースにして飲んでみました。

色がまだ薄い為、出来たジュースの色はもっと薄い感じになってしまいました。

でも、飲んでみるとしっかりとトマトの味です。当たり前か。

ふと思ったので、グラノーラにかけて食べてみました。

牛乳がない時はいいかもしれませんが、少しトマトが強いので、好きな人にはいいと思います。

氷を入れて、ミキサーして飲むと少し薄くなってしまいましたが非常に飲みやすくグイグイいけます!

少し塩を入れると熱中症対策ドリンクに早変わりです。

トマトは体を冷やすカリウムを含んでいるので、熱中症対策にはもってこいです!

今年の夏はトマトジュースを飲んで、トマトをいっぱい作ろうと思います!

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