今日は、用事があったため研修はお休みさせていただきましたが、僕らの家の方向性がやっと固まってきたのでご報告をいたします。


今日の用事というのは、妻の歯科矯正がやっと取れるという素晴らしい日であり、その為に盛岡の歯科医科大学に行きました。


車での道中は、家族会議の場に最適で、いい話も悪い話も逃げ場所がないため、移動距離に比例して会議も進行します。


今回の議題は、ズバリ「家と農地」です。

幾度となく行われてきたこの議題ですが、先日の菅野保男さんのお話を聞けたことや、研修生の方々の意見にも沢山のヒントがあり、僕らの進む道がうっすらと見えてきたのは事実です。

候補は2つあり、江刺区愛宕(おだき)と江刺区米里(よねさと)です。

どちらも魅力的なところで、どちらにもメリットとデメリットがあります。

今日の会議での内容を少し、ここでお伝えします。

まず家はどっちの方が優勢?

家は米里で一軒候補があります。

愛宕でも候補はありますが、屋根などの老朽化が進んでいるので、大掛かりな補修が必要です。

それを言えば、米里の家も水まわりなどの補修が必要です。

土地代も含めると、どうしても街場に近い愛宕が高くなります。

安く済むのは米里でしょう。立地条件では愛宕でしょう。

でも、山には山の魅力もありますし、お金では変えられないものも沢山あります。

そう考えると、どうしてもお金のことで考えるしかない状況になりますし、現居住地の水沢でペットOKの高級マンションを借り続けられるほどの金銭的な余裕もないわけで・・・。うーん頭が痛い。

家の件だけで言えば米里に軍配が上がることになります。

農地はどうするの?

農地が見つかりやすいのは愛宕でしょう。愛宕ではハウス付きの農地が見つかるかもしれません。

米里では田んぼから畑にする必要があると思います。

ハウスも愛宕の方が見つかりやすいかもしれません。

愛宕は、師匠の近くで就農できるというメリットは大きいです。

そして、産直を積極的に活用するなら愛宕でしょう。

また、求人が集まりやすいのも愛宕でしょう。

しかし、米里には、もう一人の師匠が住んでいます。

雇用に頼らず夫婦でトマトのみを極めた夏秋トマトの達人がいます。

その方に、米里でのトマト栽培技術を学ぶことができれば、とても心強いです。

総合的に言えば、どちらを選ぶかというと、今後の農業スタイルにも重なる部分があるので、農地では選べませんでした。

愛宕スタイル?米里スタイル?

愛宕は、スーパーや大きな産直があるため、物が売れる所です。作る所と売る所が近いほど、効率がいいため、JAに出荷できないものや多品目を扱う場合などは愛宕で売るのがベストだと思います。江刺ふるさと市場は、すごく人が集まるところですので、かなり販売メリットの高い産直と言えるでしょう。

そういう場所の近くでできるということは、とても幸せなことだと思います。

農業の都会と呼べる場所、それが「愛宕」です。

一方で、米里は産直もありますが、愛宕とは比べられません。規模はもちろん愛宕の方が上です。しかし、米里の道中にある「米里産直」ですが、そこで売っているアイスクリームがうまい!ストロベリー味のアイスをチョコでコーティングしたアイスバーなのですが、大きくて安い!食べている途中で溶けて来るほど大きいので、暑い夏は非常に満足します、去年は寄るたびに食べていました。

休憩所もあるし、ローカルな味わいが魅力です。

そして、米里の笹野田産直は、無人産直で有名です。あそこに行くとジュースを買いたくなるのはなぜでしょうか?


共に小さい産直ですが愛宕の産直には負けない魅力を感じでしまいます。

米里では産直をメインに考えることは難しく、割合的に言えば、JA出荷と産直との割合が、愛宕で5:5くらいの考え方なのに対し、
米里では9:1、もしくは10:0くらいに考えておいた方がいいと思います。

独自の販売方法や、JA出荷のみで行うのが米里のスタイルでしょうか。

どちらがいいのか。

うーん、悩みますね。

気候と今後

気候のことを言うと、暑い愛宕と寒い米里に分けることができます。

愛宕が暑いのは盆地になっているためで、他では雨が降っているのに、雨雲が愛宕を避けて通ったり、Yahoo!天気の雨雲レーダー予想でもかなりの確率で外れます。
金ヶ崎や水沢では雨が降っているのに、愛宕までは来ないと言うのはよくあることです。

こういったところは、トマトの芽かき作業などではいいのかもしれません。しかし、暑すぎるのはデメリットなのかもしれません。それはトマトの落花に繋がるそうです。

落花は、病気までとはいかなくとも、深刻な問題になります。

土は、トマトに適していますし、水も豊富にあります。しかし、栄養を蓄えやすい土なので、病気にもなりやすくなると言う欠点があるようです。

一方で、米里は愛宕よりも涼しく雨も多いと思いかもしれません。しかし、温度的な管理は愛宕よりもコントロールしやすいのかもしれません。そして、土が良すぎないため、病気にもなりにくく、僕の知っている米里のトマト農家さんは、みなさんが自根で植えているのが現状です。

そうなると、トマト栽培を米里でやれるのは非常に魅力的だと思います。

また、今後のことを考えると、地球温暖化もそうですし、異常気象も怖いところです。愛宕の気温があと2度高くなると、トマトの落花など、管理がさらに難しくなるでしょう。米里でも同じく2度上がれば、管理が変わるかもしれませんが、それでも愛宕よりはコントロールしやすいのではないかと思います。

そして、リニアコライダーが岩手の江刺に来たとすれば、米里の方も賑やかになったりして、もしかしたら米里の笹野田産直も無人販売をやめて、綺麗なお姉さんを雇うのかもしれません。そうなれば米里の景観が損なわれて、それはそれで一大事ですが、流通が米里にも影響を及ぼすのは大きな魅力です。

リニアコラいダーのことを言ってもしょうがないのは、わかっています。

しかし、良くも悪くも変わって行く時代。

少なくても僕らの未来を考えると、どうやら米里のような気がして来ました。
人生が2度あれば、愛宕でも挑戦してみたいと思いますが、多分1度しかない人生なので、どこかで決断する時が必要です。


タイムリミットは近づいています・・・。